「お金持ちの人と同じように別荘には住めないけれど、唇を彩るのは同じアルマーニの口紅」。口紅はほどほどの価格で、ちょっとした贅沢気分を味わえるため、人気が出るのも当然で、ここ3年ほどは、正月用品の新顔として売上が伸び続けている。アリババのビッグデータをみると、16年の正月用品販売期間に、口紅の販売量は同91.97%増加し、今年は同115.96%増加した。口紅の購入者を年代別にみると、90後が56%と圧倒的な割合で1位、80後が30%で2位。地域別では広東省、浙江省、江蘇省がトップ3に並んだ。
アルコールは年越し料理の重要なアイテムで、報告によると、アルコールの販売量は正月用品の食品売上でナッツ類と米・小麦粉加工食品に次ぐ3位だ。アルコールの購入者を男女別でみると、北京は女性の購入者が最も多い地域となっている。男性は春節で自分を着飾ることも忘れず、河南省は男性の化粧品への熱意が最も高い地域だ。
生活レベルの向上にともない、ペットも春節の恩恵にあずかるようになった。ここ3年間の正月用品市場では、アリババの各種大手プラットフォームで、猫用・犬用のペットフードの販売量が平均41.3%の増加率で伸びており、消費者を年齢別・地域別にみると、一線・二線都市の90後がペットに最も情熱を注いでいることがわかる。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年1月24日