中国財政部(財務省)がこのほど発表したデータによると、2016年には国有企業・国有持株企業(国有企業と総称)の経済運営状況が緩やかに好転し、収入と利益は引き続き安定増加傾向を保ち、収入の増加率は拡大したが、利益の増加率はやや縮小した。鉄鋼、化学工業、有色金属などの産業が損失を計上した。
昨年の国有企業全体の営業収入は45兆8978億元(1元は約16.7円)に上り、前年比2.6%増加した。そのうち、中央企業(中央政府直属の国有企業)は27兆6783億6千万元で同2%増加し、地方政府の管轄下にある国有企業は18兆2194億4千万元で同3.5%増加した。国有企業の利益は2兆3157億8千万元で同1.7%増加し、そのうち中央企業は1兆5259億1千万元で同4.7%減少し、地方政府管轄下の国有企業の利益は7898億7千万元で同16.9%増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年1月27日