英国の市場調査会社がこのほど発表したグローバル調達活動に関する状況調査の報告書によると、中国は引き続き調達活動の目的地であると同時に、世界の供給チェーンの中心にもなったという。新華社が伝えた。
同報告書によれば、中国がグローバル供給チェーンで果たす役割が引き続き強まり、今では単なる低コストのサプライヤーを超えた役割を果たしているという。
調査結果からわかるのは、中国を低コストの調達先とする「証拠」がどんどん減っていることだ。同調査会社のエコノミストのポール・ロビンソン氏は、「中国を低コストの調達先とみる回答者の割合は2016年に初めて50%を下回り、12年の70%に比べて明らかに低下した」と指摘する。
同報告書は世界の調達活動や調達の主体に対して毎年実施している調査に基づくもので、グローバルリスク環境や調達情勢を評価することがねらいだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年2月3日