最新の統計で、南京と青島の年間GDPが1兆元の大台を超えたことが明らかになった。これによって中国でのGDP1兆元超の都市の数は昨年の10都市から12都市に拡大した。12都市の2016年中国全体GDPに占める割合は24%と、ほぼ四分の一を占め、ドルに換算すると2兆6000億ドル。これは同年のフランスのGDP規模を上回る水準だ。
1兆元都市をその達成した順番からみると、上海が2006年とトップ。2008年と2010年に北京と広州が仲間入りし、2011年に深セン、天津、蘇州、重慶が加わった。中西部の武漢や成都は2014年。2015年に杭州、そして2016年が南京と青島が大台を突破した。
絶対額でみると、上海と北京がトップグループで2兆元超えを達成。上海が2兆7466億元、北京が2兆4899億元となっている。上海は2006年に1兆元を突破し、2012年に2兆元台に乗せた。北京は同2008年、2014年となっている。