国際通貨基金(IMF)が「中国の2016年の経済成長率は、世界主要経済体の中で首位になった」と報告したことについて、国家発展改革委員会(発改委)政策研究室副主任の趙辰昕報道官は、国家発改委が本日開いた記者会見で「多くの人がこのデータにだけ注目しているが、実際には中国経済が合理的な区間内で運行すると同時に、発展の質と効果が高まり続けていることを強調するべきだ」と指摘した。
趙氏は、昨年の中国経済の7つの特徴を分析・観察した。
(一)経済構造が改善された。最終消費支出の経済成長への寄与度は64.6%に達した。戦略的新興産業、ハイテク製造業が力強く発展し、ハイテク産業付加価値額は10.8%増加し、一定規模以上工業企業を4.8ポイント上回った。サービス業のけん引力が強化されており、第三次産業付加価値額がGDPに占める割合が51.6%に達し、前年より1.4ポイント上昇した。
(二)供給側の構造改革が力強く、秩序正しく推進された。年初に確定された「三去一降一補」(過剰生産能力の削減、在庫の削減、デレバレッジ、コストの引き下げ、弱点の補強)重点任務の達成状況が良好だった。鉄鋼、石炭の生産能力削減で年間目標を上回り、分譲住宅の在庫が減少を続けた。市場化デットエクイティスワップと企業の合併・再編が秩序正しく推進され、実体経済のコストが削減され、重点分野の弱点補強が積極的な効果を手にした。