宅配便市場の拡大は経済成長を押し上げる重要な要因となっているが、特に雇用創出効果が大きいと期待される。2015年の宅配便取扱量は207億個に上り、203万人の雇用を生み出した。この業界には集荷配送を行うドライバーや仕分け作業員など様々な職種がある。
2016年には取扱量が300億個を上回ったのに伴い雇用も拡大、就業者数は1日あたり延べ2.5億人と、売上高4兆元超に上るネット通販を裏で支えている。社会消費財小売総額全体の12.5%を占め、新規就業者数は20万人以上にも上った。2016年の全国の農村部における宅配便の取扱量は80億個、ネット販売による農作物の売上高は1000億元に上った。こうしたことからも、宅配便市場の拡大は経済成長の押し上げ効果が極めて大きく、雇用促進につながることがうかがえる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月22日