「大陸部と香港・マカオの高度協力を推進し、粤港澳(広東・香港・マカオ)大湾区都市群発展計画を研究・制定しなければならない」。今年の総理の政府活動報告で初めて触れられた「粤港澳大湾区」は、全国両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)の代表・委員の注目を引いた。
国家の供給側改革と革新駆動戦略の要求にいかに応え、科学技術の革新面での優位性を発揮するかが、代表らが関心を寄せる重点となった。全国人民代表大会で8日に行われた広東代表団のグループ別審議では、全人代代表で広東省科技庁庁長の黄寧生氏が、「粤港澳大湾区の建設においては、科学技術の革新による牽引という働きを十分に発揮させ、企業の研究開発への投入をしっかりと奨励・誘導し、粤港澳大湾区を世界的な地域革新センターに発展させなければならない」と発言した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月9日