2015年2月、中国の警察と外交当局が提携協力し、イタリアの警察および法執行委機関との協力の下、公安部の国外活動チームが10年にわたってイタリアに逃亡していた経済犯罪の容疑者・張某の身柄引き渡しを受けて帰国した。 |
中国共産党中央反腐敗調整チーム国際逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収活動弁公室の統一的な協力の下、多方面の努力により、「百名紅通(国際逮捕手配書)人員」の第40号容疑者で元遼寧日報社社員の王佳哲容疑者が9日、米国から帰国して当局に自首した。「天網2017」行動が始まってから「百名紅通」の容疑者が逮捕された初めてのケースになる。
「紅通人員」とは、紅色通告令の対象になった容疑者を指す。通告令は国際刑事警察機構(ICPO)が発表した国際的通告で、対象者は関連国の法律機関が逮捕状を出した容疑者、加盟国に引き渡しが求められている逃亡者だ。2015年4月以降、中国は犯罪の容疑があり国外に逃亡した国家公務員、重大腐敗事件の容疑者など100人に対する「紅色通告令」を発した後、続けて特別行動「天網2015」「天網2016」を展開した。今年3月には「天網2017」行動をスタートした。
習近平氏が中国共産党の総書記に就任して以来、中国はかつてない決意と取り組みで反腐敗活動を行い、国際逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収特別行動が厳格な党内統治と反腐敗闘争の重要な一環となった。16年には70数カ国・地域にいた逃亡者1032人の身柄を確保し、このうち国家公務員は134人、「百名紅通人員」は19人、没収した不法取得資産は24億元(約398億円)に上った。