横琴新区管理委員会は14日、横琴がこのほど、全国ポストドクター管理委員会弁公室(ポスドク管理弁公室)の認可を受け、ポストドクターの単独での募集と養成が可能となったことを明らかにした。中国自由貿易区で初、珠海でも初の、単独での募集資格を持ったポストドクター科学研究ワークステーションとなる。
横琴ポスドク管理弁公室の鄧練兵・主任によると、全国ポスドク管理弁公室が今回、香港・マカオに隣接する横琴にポストドクター単独募集資格を与えたことは、大陸部と香港・マカオの博士人才の交流・養成で新たな試みを展開しようという国家の意欲を反映したものと言える。
2015年の発足から現在までに、横琴新区ポストドクターワークステーションは2年余りの発展を経て、珠海大横琴科技発展有限公司など4カ所のサブステーションと2カ所の革新実践基地を設け、カバーする産業や分野はソフトウェアや電子、スマートシティ、中国医学・保健、金融投資など多岐に及んでいる。
ポストドクター事業の発展を推進するため、横琴新区は、「横琴新区ポストドクター管理事業暫定弁法」を打ち出し、ステーション建設・始動経費や研究経費、人材誘致経費などの面からのポストドクター事業への支援を強化した。ステーションの建設で最高50万元、研究成果1件につき最高500万元などの奨励が設けられている。
横琴新区ポストドクターワークステーションは2017年、ポストドクター40人から50人を募集して養成することとしている。横琴はさらに今年、さまざまな形式のポストドクター関連活動を展開し、より多くのポストドクター人才が横琴にやって来て、横琴への理解を深め、横琴にとどまるよう奨励する計画だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月16日