「参考消息網」は3月16日、イギリスメディアの評論を掲載した。中国は最も早く硬貨を使い始めた国の1つであり、その数世紀後には紙幣も発明した。しかし彼らのさらなる一歩は、完全に硬貨と紙幣を捨てることかもしれない。 英紙「タイムズ」ウェブサイトの3月14日付記事によると、キャッシュレス決済はわずか5年で中国人の主要な支払手段になったと、ある学者が分析している。また、ある最新調査では、中国のネットユーザーの7割が、これからは毎日の現金支払は不要だと回答している。
上海大学の研究者である孟添向氏は「北京青年報」の取材に対し、5~10年の間でキャッシュレス決済が中国人の最も好む支払方式になると述べる。「北京青年報」は支払習慣について調査を行った。 世界第二位の経済大国であるわりに、中国のEコマースは他の国より見劣りするかもしれない。しかし中国人は移動端末(主にスマホ)を通じて決済をしている。
報道によると、この数年で中国国民は急速にスマホ決済を受容するようになった。中国でかつて、固定電話の普及を飛び越し、携帯電話が一気に普及したときのことを彷彿とさせる。 中国の7億人以上のネットユーザーのうち、約6割の人がスマホで支払をする。そのほとんどが、2つの決済プラットフォームであるウィチャットとアリペイを通じて行われる。