この2つのプラットフォームは、その創始者に莫大な富をもたらし、投資家にも富をもたらした。 政府はEコマースを注意深く監督しているが、これに困惑するユーザーからの報告はほとんどみられない。
北京の街角で大人気の「煎餅」は4元前後だ。屋台を引く人たちがこれを売っているが、客にはスキャンで支払わせている。 タクシー、マッサージ、食事、医療の支払、水道光熱費、スーパーの買い物、駐車場代、コンサートやバスのチケットなど、キャッシュレス決済できるものは中国で限りなくある。
個人旅行が大流行する中国だが、そこでもキャッシュレス決済システムの利便性が享受されている。東南アジアの店の多くがウィチャットやアリペイでの支払が可能となっている。ヨーロッパ諸国でもこれらを通じて免税の払い戻しができるようになっている。 北京に住む37歳の劉穎さんは、ある情報技術企業で働いている。彼女は、「人々は常にスマホを持っている。スマホ決済は財布やキャッシュカードを取り出して支払う面倒が省ける」と言う。彼女はよくスーパーやレストランでスマホ決済する。ほかにも水道光熱費や通信費をスマホで支払うし、財テク商品を買うときもそうだという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月20日