PwCが先ごろ発表した「2016年下期テクノロジー・メディア・テレコム産業IPO回顧と展望リポート」によると、2016年下期の中国テクノロジー・メディア・テレコム(TMT)産業のIPO件数は合計で58件に上り、資金調達額は前期比547%増の330億元だった。世界のIT企業のIPO規模は緩やかに回復している。
PwCの世界IT企業IPO四半期リポート(調達額4000万米ドル未満は除く)によると、2016年下期の世界IT企業IPO件数は前期比21%増の29件、資金調達額は195%増の約65億米ドルだった。中国IT企業IPO件数は世界第2位の10件で、米国の11件をわずかに下回った。資金調達額は第4位。
中国国内については、2016年下期にIPOを行った中国TMT企業の52%が深圳創業板、29%がメインボードでの上場を選び、深圳中小板と香港・海外市場はそれぞれ10%、9%だった。資金調達額をみると、上場件数が最多の深圳創業板は全体の28%を占める91億元。メインボードは大手企業が資金調達を行う主要チャネルとなり、TMT企業IPOは17件、資金調達額は154億元で全体の47%を占めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月21日