世界銀行のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ最高経営責任者(CEO)はこのほど、中国はより強大かつ健全な金融システムの構築に取り組んでおり、これは中国の経済成長の質の向上にプラスになると述べた。
ゲオルギエヴァ氏はロイター通信のインタビューを受けた際、中国の金融体制改革を高く評価し、「強大かつ健全な金融部門は企業の業績アップにつながり、業績のよくない企業をなくし、起業やイノベーションの助けにもなる。2桁の経済成長は見られないが、質の良い成長になることを望んでいる」と語った。
ゲオルギエヴァ氏によると、中国のスタートアップ企業は近年、驚異的な成長と著しい進歩を遂げ、中国は研究開発への投資を大幅に増やし、対国内総生産(GDP)比は2%に達した。この水準は経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均と同じである。