3月30日付けの米AutomotiveNewsによると、トヨタ自動車は人工知能(AI)を活用して排ガスゼロ車用の新電池材料や燃料電池車用の触媒などを開発する。3500万ドルを投じる。 米カリフォルニアの「トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)」が、今後4年間に米国の研究機関や大學などと連携し、人工知能(AI)を活用して新材料を研究する。TRIはトヨタが2015年に設立したAI研究開発部門で、自動運転技術の開発を進めている。
TRIは「トヨタはAIをさまざまな産業で活躍できる重要な基礎技術として位置づけている、新材料の開発を加速することで、2050年までに世界の新車の平均二酸化炭素(CO2)排出量を9割減らす目標にプラスになる」と話している。これまで提携していた大学はミシガン大やスタンフォード大、マサチューセッツ工科大など。 トヨタはこれまで、いかに二酸化炭素の排出を削減するかについて研究、投資を続けてきた。トランプ政権も政策を打ち出し、温室効果ガスの排出を削減し、人類の活動がもたらす気候変動に対応していくとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月6日