中国商務部研究院国際市場研究所副所長の白明氏は『経済参考報』の記者に答えて、「内外の経済環境が我が国の第1四半期の貿易の回復に有利に働いた。これ以前の二期にわたる四半期の回復基調がさらによい方向に転換した。海外を見ると、国際市場は回復しており、韓国の発表したばかりの貿易データでもすでに数カ月間増加している。国外全体の経済環境が好転していることを示している」と述べた。
更に重要なのはやはり国内のモチベーションの力強さで、国務院による貿易の新しい優位性の育成に関する諸施策の実施、「一帯一路」建設の進展、自由貿易区と電子商取引等新経済モデルの確立が中国の貿易成長をけん引する原動力となっているという。
交通銀行金融研究センター高級研究員の劉学智氏は、「国外の需要の改善が輸出需要をもたらしたことは明らかで、製造業PMIや新規輸出受注指数は連続4カ月で51%上昇した。輸入の速い伸びは基数の低さと価格の上昇及び需要の回復の結果である。」とした。予想によると今年、輸出が過去の二年間より好転することは明らかである。基数の低さに反応した減速及び輸入価格の同比増幅の縮小につれて、将来、輸入の増加幅は低下する、しかし輸入の通年増加幅が輸出の通年増加幅より高くなる可能性は依然として高い」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月14日