「中国はデジタル経済の分野で非常に素晴らしい活動に取り組んでおり、アリババ、華為、レノボなど、世界的な有名企業を数多く輩出している。これらの企業は多くの分野で世界のトップクラスにあり、中国のデジタル経済の発展が成功したことは周知のとおりだ。ブルガリアは中国と欧州のハイテク分野での協力の架け橋となりたい」。ブルガリアWebit(デジタルフロンティア財団)創設者兼CEOのプラメン・ルセフ氏は、「経済日報」の取材に対してこう語った。
ルセフ氏は、「『一帯一路』の建設は世界に対して中国との多くの協力機会を提供する。中国は多くの分野で優位性を持っており、ブルガリアにとっては理想的なパートナーだ。ブルガリアのデジタル・IT企業は『一帯一路』構想と連携し、中国企業との協力を進め、協力の成果を分かち合うことを望んでいる」との認識を示した。
ブルガリアは地理的に非常に重要な場所に位置する。バルカンと欧州が交わる「一帯一路」の重要な中継点にある。人口1.22億を有する潜在力の高い東南ヨーロッパ市場と5億人を抱えるEU市場への進出を目指すなら、ブルガリアは非常に重要な戦略的チャネルとなる。
ブルガリアはEU加盟国であるため、中国のデジタル・IT企業がEU市場に進出する際に便宜を図ることができる。また、ブルガリアは高等教育を受けた優秀な人材が豊富で、EU加盟国で最も恵まれた税制が整備されている。安定した政治経済環境、低い運営コスト、EU加盟国であることなど、海外投資家にとって注目材料がそろっている。