近年、ブルガリアのソフトウエア産業は良好に成長している。2016年の成長率は前年比で16.9%に上った。これは当期のブルガリアGDP成長率の5倍にあたり、業界全体の売上は10億ユーロに上る。ソフトウエア産業は雇用が安定し、平均給与水準が最も高い産業の1つだ。業界平均給与は全産業の平均給与の4倍にあたり、就業者数の85%は35歳以下だ。いまのところ、ブルガリアのソフトウエア産業は投資家にとって最も魅力的で、イノベーション能力も備えた産業だといえる。これらは両国のデジタル・IT企業の協力に欠かせない基礎的条件だ。ブルガリアのデジタル・IT企業は「一帯一路」構想を歓迎しており、中国企業との事業提携に積極的な姿勢を持っている。
ルセフ氏によると、2017年のWebit欧州年次総会(WEBIT FESTIVAL Europe 2017)はブルガリアで開かれる最高クラスのデジタル経済フォーラムだ。欧州でも一定の影響力があり、中東欧では大きな影響力を持つ。フォーラムはITの展示販売とイノベーションに焦点を当て、経済社会のデジタル化推進を目指すとともに、企業経営者や政府官僚、専門家、創業者に交流と展示のプラットフォームを提供する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月17日