中国の無人宇宙貨物船「天舟1号」、技術レベルは米露を上回る=露専門家

中国の無人宇宙貨物船「天舟1号」、技術レベルは米露を上回る=露専門家。

タグ: 天舟1号

発信時間: 2017-04-24 10:40:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国は4月20日、無人宇宙貨物船「天舟1号」の打ち上げに成功した。10年後には世界で唯一の宇宙の城となる中国の宇宙ステーション計画をめぐり、関連の研究開発と応用が急速に進むことを意味する。ロシアの専門家は中国の宇宙開発事業の成果に感嘆し、「天舟1号」のレベルはロシアの「プログレス」(ロシア語:Прогрессプラグリェース)、米国の「ドラゴン」と「シグナス」など同様の無人宇宙貨物船を上回るとの見方を示した。

ロシア科学アカデミー会員のアレクサンダー・ジェレズニャコフ(Alexandr Zheleznyakov)氏によると、「天舟1号」は1度に6.5トンの物資を運搬可能で、積載能力は露「プログレス」号の2トン、米宇宙貨物船の2.5トンを大きく上回る。これは中国のより積極的で効率の高い宇宙ステーション運用にプラスに働くという。積載能力の高い宇宙貨物船があれば、宇宙ステーションの運用は非常にスムーズになるため、技術面で大きな成果を上げたと言える。

また、「天舟1号」は同じクラスの宇宙飛行船と比べて軽量だ。ジェレズニャコフ氏は「詳しい技術性能は明らかにされていないが、金属よりも軽い新型の複合材料と、小型でも全ての任務をこなせる、性能の優れた基礎的部品を使用することで、軽量化を実現したと推察できる」と指摘した。このため、飛行船自体の総重量と運搬物資の比率は非常に良好だ。専門家は、「プログレス」号、「シグナス」号、「ドラゴン」号と比べて、「天舟1号」のこれらの指標は非常に高い水準にあるとみている。

ジェレズニャコフ氏は、「天舟1号」の打ち上げ成功について、「宇宙でまた1つ大きな役目が増えたことを意味する」とし、「中国はこれを機に、宇宙開発で重要な役割を発揮することになる」との見方を示した。これまではロシアと米国だけが地球の軌道上で宇宙ステーションを運用した経験があるが、現在は国際宇宙ステーション(ISS)が運用されている。中国はいま、この活動に加わろうとしており、これは世界の宇宙開発事業全体の発展を促すことになる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月24日

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