中国のイノベーション投資が米国超える 米メディア「モデル転換から受益」
中国のイノベーション投資が米国超える 米メディア「モデル転換から受益」。
タグ： イノベーション投資,米国軍
「中国製造」から「中国創造」になり、中国のイノベーション技術は米国を追い越そうとしている。米経済サイトCNBCはこのほど、ボストン・コンサルティング・グループ（BCG）の最新の研究結果によると、米国は研究開発投資の面で世界一を維持しているが、中国の研究開発成果の商品化段階における投資はここ数年、ひっそりと米国を超えて世界一になっていると伝えた。
中国のイノベーション投資 後から追い越す
報告によると、2003年の米国の科学研究発展への支出は中国の4倍だったが、2013年には両国ほぼ同じとなった。中国が2003～2013年の投資の増加速度を維持すれば、2018年に中国のこの分野への投資額は6580億ドル（約4兆5300億元）に達し、米国の約2倍になる。
中国は科学研究投資の大幅増だけでなく、成果転化面の投資の比率もはるかに上回っている。BCGによると、米国は「基礎と応用」の研究開発分野をリードし、5000億ドルの予算の3分の2を科学技術の商品化にあてているが、中国のこの比率は84％に達する。
過去10年ほどで、中国の科学技術の商品化への投資は20％増加したが、米国は5％しか増加していない。中国の商品化への高い投資比率に対し、「基礎科学研究への投資をないがしろにしている」との見方もある。これについて商務部国際貿易経済協力研究院国際市場研究部の白明副主任は記者に対し、「一部の基礎科学研究はそれほど狙いのはっきりしたものではないが、基礎科学研究に投資しなければ技術を支えられず、革新的な科学技術企業も生まれない」と述べ、「基礎科学研究への投資を増やし商品化をないがしろにすれば、成果は置き去りになり生活に取り入れることができないため、両方を合わせる必要がある」と強調した。
成果転化は中国が一歩リード
 |
|
 |
コメント数:0最新コメント
一覧同コラムの最新記事
