世界銀行とアジアインフラ投資銀行(AIIB)は23日、米国・ワシントンで覚書に調印し、これから双方の協力を深めていくことで一致した。新華社が伝えた。
世銀が同日発表した声明によると、この覚書は双方が開発融資や人材交流をはじめとした双方がともに関心を寄せる分野について協力の枠組みを提供するものであり、地域レベルおよび国家レベルでの双方の協調協力に向けた基礎固めでもあるという。
世銀のジム・ヨン・キム総裁は声明の中で、「AIIBが動き出して以来、世銀はAIIBと緊密な協力を展開してきた。多国間開発機関の協力は希少資源の利用、民間部門の参加誘致、発展ニーズへの対応などで極めて重要だ」と述べた。