中国の「一帯一路」構想は、世界の平和的発展、互恵協力・ウインウインの促進をベースに開放・包括、相互学習・相互観察という東方(オリエント)の智慧をはっきり示し、人類の共同繁栄・進歩を促進する効果的なプランだ。時宜にかない、人々の願いに合致する同構想は、提起されてから3年余りで多くの賛同者を得て、反グローバル化のもやを散らす強い東風となった。
ここ数年にわたりグローバル貿易が不振ななか、中国の「一帯一路」周辺国との輸出入は持続的に増えた。新アジア・欧州ランドブリッジ、中国・モンゴル・ロシア、中国-中央アジア-西アジア、中国・パキスタン、バングラデシュ・中国・インド・ミャンマー、中国-インドシナ半島などの国際経済協力回廊の建設が加速。海上では重点港湾を拠点に、スムーズ、安全、高効率な輸送大航路を共同で建設し、陸上シルクロードと海上シルクロードを密接につないで連携させている。中国は周辺11カ国と自由貿易区協定を、周辺56カ国と双方投資協定を締結。こうした実務協力措置は、経済グローバル化の持続的で健全な発展を強力に後押しした。
新たな対外開放サイクルの開始が、イノベーション・活力、連動・包括の世界経済構築を進めた。シルクロードは開放された大街道だ。今、中国は「一帯一路」建設でリードしながら、陸海と国内外が連動し、東西双方向への全面開放される新たな局面を切り開いている。中国の新たな対外開放サイクルは、国内外の統一、バランスある発展、不足分野の補強にさらに注力し、内陸から中西部地域を開放の最前線としてサービス業の開放を加速し、高水準の開放を通じて深層レベルの改革推進と高水準の成長促進を図っている。