中国の第1四半期経済データが発表されると、日本の有名なエコノミスト、国際貿易投資研究所研究主幹の江原規由氏は経済日報のインタビューに応じた際に「中国の過去3年間の第1四半期経済成長率を見ると、2014年は7.4%、2015年は7.0%、2016年は6.7%となっている。今年の6.9%という成績は、安定を保ちつつ成長する戦略を実現したと言える」と話した。江原氏は次のように分析した。
中国の経済産業構造における第三次産業の地位が固まり、消費のGDP成長への寄与が目立っている。これは贅肉を落とし、筋肉を強化する運動だ。中国は供給側の構造改革を行っている。「三去一降一補」(過剰生産能力の削減、在庫の削減、デレバレッジ、コストの引き下げ、弱点の補強)の「三去一降」は贅肉を落とすことで、「一補」は筋力トレーニングだ。その成果は将来的に、中国が積極的に推進中の新型都市化、工業化、農業現代化、情報化の中で示される。特に世界の主要経済国が低迷の圧力と不確定性に直面するなか、中国の6.9%という成長率は世界経済に楽観的な見通しをもたらした。