中国の第1四半期経済指標の発表後、国際世論は高く注目して評価を行い、中国のGDP成長率が6.9%と、2015年第3四半期以降では四半期ベースでも最も高くなったことについて、中国経済の安定成長が示されたと指摘し、今後も引き続き高成長を保つとの見方を示した。
米『ウォール・ストリート・ジャーナル』の報道によると、中国の第1四半期GDP成長率は6.9%で、エコノミスト予測の6.8%を上回った。現在、中国経済が安定成長している形跡は多種ある。3月に中国政府が発表した製造業購買担当者指数(PMI)は5年ぶりの高水準となり、8カ月連続で好不況の分かれ目となる50以上となった。
『オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー』は記事で、中国の第1四半期GDP成長率が予想を上回り、今年の経済成長目標の実現に向け好スタートを切ったと評価した。発表データによると、鉱工業生産のパフォーマンスが特に強く、3月は増加率が7.6%で、事前予想の6.3%を大幅に上回った。うち3月の鉄鋼生産量も230万トンと記録を更新し、同時に鉄鉱石輸入も記録的な水準となり、オーストラリアの鉄鉱石生産にも大きなプラスとなった。今月初めに中国政府が発表した河北省雄安新区の設立は、巨大なインフラ施設建設向け投資を伴う見込みで、向こう数年にわたり中国経済が安定成長を続けるためにポジティブな意義を持つ。