中国は開放を進めるなかで、大局に注目しつつ小さい事から取り組み、周辺国との戦略的リンクを強めて実質的な相互接続を推進している。インドネシア・ジャカルタ-バンドン高速鉄道、中国-ラオス鉄道、中国-タイ鉄道、ハンガリー-セルビア鉄道、グワダル港などの重大プロジェクトが順調に進行、もしくは建設・操業を行う。国際貿易「シングルウインドウ」の建設や、ビジネス制度改革の大胆な模索、事中・事後の監督管理強化とネガティブリスト管理実行などの新手法が、貿易の自由化、利便化を促進。また、外資企業の投資参入基準をさらに緩和し、対外開放の分野と範囲を拡大した。国際的な生産能力協力の推進には、国内の装備・技術・標準・管理・サービスの走出去(海外進出)を伴う。アジアインフラ投資銀行とシルクロードファンドの設立発起は、「一帯一路」周辺国のインフラ施設建設向けに資金支援につながる。「一帯一路」の建設に伴い、中国のハイレベルな開放がイノベーション・活力・連動・包括の世界経済構築を推進した。
積極的に貢献する中国の智慧は、グローバル経済の秩序をさらに公正で合理的なものにした。中国は国際規則の遵守者、受益者であり、建設者・推進者でもある。「一帯一路」建設は始まって3年余りで、求心力が次第に強まる国際協力プラットフォームとなり、受入れ度がますます高まるグローバル公共財となった。共同ビジネス、共同建設、共有の原則のもと、「平和協力・開放包括・相互学習・相互観察・ウインウイン」のシルクロード精神はもちろん、利益共同体、運命共同体、責任共同体の創設が次第に国際社会のコンセンサスとなり、グローバルガバナンス理念を大きく充実させた。現在、すでに100を超える国と国際組織がポジティブな反応を示し、40以上の国と国際組織が中国と協力協定を結んでいる。