「一帯一路」建設には、発展途上国も先進国も積極的に参加している。2016年の中国の「一帯一路」周辺国に対する直接投資額は145億米ドルに上った。中国企業はすでに周辺20カ国超で56カ所の経済貿易協力区を設立し、投資額は累計で185億米ドル超に上り、当事国に約11億米ドルの税収と18万人の就業ポストをもたらした。また、周辺国との安全保障協力の強化や、各種リスクの共同コントロールを通じ、各国民の福祉を向上させた。
「一帯一路」建設は、利益の融合を図り、多層にわたる長期有効な協力システムを模索し、世界的な発展格差の縮小や共同繁栄の実現、苦楽を共にする人類運命共同体の設立、互恵協力・ウインウインの確立、平等・相互扶助の世界発展を目指す大事業で、経済グローバル化の健全な発展を推進する新たなエンジンとなった。(文:楊正位 国家行政学院発展戦略・公共政策研究センター主任)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月24日