昨年12月20日、最初の9台のマカオ単一ナンバープレートの車両が隊列を組んで横琴に入り、マカオに恩恵を与えるための中央による新たな重要措置の横琴での実現となった。
「世界に目を向け、香港・マカオを優先させる」との方針を掲げた横琴は、対マカオ協力の深化を第一の政治的任務として堅持し、マカオ経済の適度な多元的発展の促進という初心と使命を守り、マカオによる「1センター、1プラットフォーム」(世界レベルの観光レジャーセンター、中国・ポルトガル語諸国の経済貿易協力プラットフォーム)の建設に積極的に協力し、横琴・マカオの運命共同体の建設を推進して来た。
データによると、2017年3月末までに、横琴に登録した香港・マカオ企業は累計1360社に達し、そのうちマカオ資本企業は793社、香港資本企業は567社だった。
マカオの発展をより精密に支援するため、横琴は、「マカオ経済の適度な多元化発展支援のための横琴新区の11条措置」を実施し、同じ条件の下ではマカオの投資プロジェクトを優先的に支援し、人才マンションなどの公共資源でもマカオの企業と従業員の需要を優先的に満足させることとしている。「マカオ資本はマカオモデルで」という方式で、横琴は、マカオ投資のグリーンチャンネルを特別に設立し、香港・マカオの投資の審査・認可プロセスは大きく加速された。
横琴はさらに、マカオ投資プロジェクトの建設の加速推進のための専門グループを発足させ、珠海とマカオの双方が毎月1回例会を開くという形式で、マカオプロジェクトの推進過程における困難と問題の協調解決をはかっている。
マカオ特区政府はこれまでに、広東・マカオ協力産業パークへの83プロジェクトの入居を推薦し、総投資額は推計で2000億元を超えている。広東・マカオ協力中医薬科学技術産業パークの事前発展センターはすでに使用開始され、一連のマカオ企業がビジネスインキュベーションセンターに入り、マカオの投資プロジェクト10件がパーク側と土地リースの合意を締結している。
マカオ大学の横琴キャンパス向かいにある横琴マカオ青年創業バレーでは、マカオ大学の在学生が連れ立って創業環境を見学にやって来る姿が見られる。2016年3月、横琴マカオ青年創業バレーは、国家級の「衆創空間」(ソーシャル・イノベーション・プラットフォーム)の仲間入りを果たした。創業バレーはすでに、8社の専業技術サービスプラットフォームと25社の社会サービス機構を集め、入居チームは191社に達している。すでに4社がハイテク企業認定の申請を成功させ、7社がハイテク企業育成対象となり、16社がベンチャー投資資金を獲得し、融資額は1億元を突破した。
マカオ特区政府が若者の革新・創業を支援する一部の政策も創業バレーに拡張されている。横琴マカオ青年創業バレーは、マカオの若者の大陸部での創業のための第一の選択肢となっている。
マカオとの全面的な疎通や交流、協力のため、横琴は、マカオの全国人民代表大会代表や政治協商会議委員、商工業界団体と、定期的な疎通・交流のメカニズムを構築している。マカオ特区政府とは、直接疎通のメカニズムと横琴エリア建設推進のための珠海・マカオ協力のメカニズムを構築した。マカオ大学などとは戦略協力合意を締結し、産学研(産業、大学、研究所)の協力基地を横琴に設立している。さらに香港貿易発展局や4大会計事務所、マッキンゼー・アンド・カンパニー、香港総商会、香港中華総商会などとも緊密な協力関係を築いている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月26日