国際通貨基金(IMF)アジア太平洋地域事務所(OAP)のマックス・ロドラウル副主任はこのほど、「IMFは最新の『世界経済見通し』で、中国経済の今年の成長率を1月に予測した6.5%から6.6%に引き上げた。中国経済の力強い成長を考慮すると、IMFは予測値を今後さらに引き上げる可能性が高い」と述べた。専門家はこれについて「世界の経済成長に対する中国の貢献は周知の通りだ。今後は貿易、投資、『一帯一路』(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)建設など多方面において、中国は世界経済の発展に多くの機会をもたらすだろう」と予想した。
寄与度は年平均30%以上
中国は近年、世界経済をけん引する最大の成長エンジンとなっている。2010年の米ドル不変価格統計によると、2011-15年の中国の世界経済成長に対する寄与度はそれぞれ、28.6%、31.7%、32.5%、29.7%、30.0%で、年平均の寄与度は30%を上回る。2016年は33.2%と過去最高を更新し、世界首位をキープした。