繭画を描く体験をする外国人観光客(撮影:陳為民 資料提供:浙江新聞網)
13ヶ国からやって来た外国人観光客17人がこのほど、浙江省嘉興市桐郷市に到着、「即撮影・即放送桐郷体験イベント」に参加した。養蚕・絹織物、藍印花布(藍染め布)、高竿船技(長い竿を使って船を漕ぐ技術)など、豊かな無形文化遺産の数々が、外国人観光客の心を捉えて離さない。人民日報海外版が伝えた。
外国人による中国観光ツアーは増加傾向が続いており、中国を旅行したいという外国人の数は増える一方だ。中国の歴史的名城、自然景観、悠久の文化、豊かな美食はいずれも、彼らを大いに魅了している。彼らの需要はどんどん多様化しており、中国の古い文化に関心を寄せるだけではなく、若者世代は中国の急成長や中国の現代化に特に注目している。外国人観光客による体験型旅行の人気はますます高まっている。彼らは、体験性やインタラクティブ性の高い旅行関連商品をより好む傾向にあり、現代中国人のライフスタイルと美しい風景の両方を体感することを楽しみにしている。
外国人の観光に対する考え方や消費がアップグレードし続けるに伴い、彼らが団体ツアーで中国を訪れるすう勢は、急速に落ち込んでいる。「見る」ことを主要目的とする観光スタイルは、「深く体験する」ことを重視する旅行スタイルにだんだんと取って代わられるようになった。今では外国人の間で、中国への体験型観光旅行が主流となっている。
これまで、外国人観光客による中国旅行の典型的な例といえば、北京、西安、桂林、上海、蘇州、杭州、成都、西蔵(チベット)などの各地を訪れるツアーもしくは「シルクロード」ゆかりの観光地を巡る旅だった。中国旅行社(中旅)本社インバウンド本部の張前英・副総経理は、次の通り紹介した。