微信はこのほど、微信ユーザーをサンプルにした「五一キャッシュレス出国報告」を発表。海外でのキャッシュレス消費動向を分析した。2016年の報告書と比べて、香港が微信の海外決済ナンバーワンとなり、韓国が第一位の座からすべり落ちた。
4月29日から5月1日までの期間、出国ユーザーが最も多かったのは広東で、僅差で上海、北京、福建、浙江、江蘇が続いた。行き先別では広東ユーザーの一番人気は香港、上海ユーザーが飛行距離の近い日本、北京が米国、浙江がイタリアがそれぞれ一番多かった。男女の比率では昨年とは逆に男性が女性を上回り全体の53.3%を占めた。
微信を使った海外決済消費データを見ると、香港が昨年トップの韓国を抜いてナンバーワンとなった。中国から香港への客足が戻る中、多くの香港の店が微信決済を看板にして客を集めた。香港の次に微信決済が多かったのは、順番に韓国、タイ、日本、オーストラリア、台湾、ニュージーランド、シンガポール。その中でタイは微信決済件数の増加速度が一番早かった。タイでは、バンコクのチェーン免税店からチェンマイ、プーケット島の小さな売店まで微信決済を大々的に取り入れている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月2日