中国商務部が27日に開いた記者会見において、孫継文報道官は「今年第1四半期、わが国と一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線国はスムーズな貿易の推進、経済・貿易協力の強化で良好な発展の流れを維持した」と話した。
貨物貿易の規模が拡大を続けている。中国と一帯一路沿線国の今年第1四半期の貨物貿易総額は、前年同期比26.2%増の1兆6553億元に達した。うち中国の沿線諸国への輸出額は15.8%増の9376億元で、同期の輸出額の28.2%を占めた。中国の沿線諸国からの輸入額は42.9%増の7177億元で、同期の輸入額の25.0%を占めた。
双方の投資分野の拡大が続いている。中国の一帯一路沿線43カ国への非金融類直接投資額(新規)は、今年第1四半期に計29億5000万ドルにのぼり、同期の総額の14.4%を占めた。中国の一帯一路沿線61カ国における対外請負工事の新規契約件数は952件にのぼり、新規契約額は222億7000万ドルで、同期の対外請負工事の新規契約額全体の51.8%を占めた。売上は前年同期比4.7%増の143億9000万ドルで、同期の総額の49.2%を占めた。また中国は外国企業の投資環境の改善を続け、沿線諸国企業の投資を中国に誘致した。一帯一路沿線国が第1四半期に中国で新設した企業数は40%増の781社で、実際に使用した外資の金額は84億5000万元。