ベラルーシ外務省の招きに応じ、中国の新華社、中央電視台、湖南日報などの中国国内メディア23社の代表は5月1-7日の1週間にわたって、ベラルーシを視察・訪問する。メディア訪問団一行は現地時間5月2日、中国・ベラルーシ工業パークへ向かい、「一帯一路」構想のもと両国が進める互恵・ウインウインの親密な協力の雰囲気を間近で感じ取った。
5月のミンスクはいくらか寒さが残るが、首都ミンスクから東へ約25kmにある中国・ベラルーシ工業パーク内の建設現場は熱気にあふれていた。せわしなく動く掘削機や運搬車、タワークレーンが、工業パーク発展の「加速度」をはっきり示す。中国とベラルーシ両国の元首が自ら建設を推進する中国・ベラルーシ工業パークは、中国企業が海外で建設に参加するものとしては最大の工業パークで、中国とベラルーシが共同で建設するシルクロード経済ベルトの代表的プロジェクトでもある。
パーク計画模型の前でパーク管理委員会のヤロシェンコ・主任は、工業パークの計画面積が91.5平方キロメートルに上り、ハイエンド製造や電子情報、新材料などの「明日もしくは明後日の産業」を呼び込んでいると説明した。工業パークへの資金導入を拡大するためにベラルーシのルカシェンコ大統領は、「十免十減半」という大統領令を出し、パーク入居企業に対し、最初の10年は免税、次の10年は納税額半減、土地使用権は99年とすることを決めた。現時点で工業パークには中国やオーストリアなどから企業9社が入居しており、今年末までに20社が入居契約を結ぶ見通しだ。