今年4月に定礎式を行った中聯重科プロジェクトは、中国・ベラルーシ工業パークの「看板」となっている。中聯重科ベラルーシ支社・総経理の李琦氏は記者に対し、同社が工業パークの土地200ムーに総額約5000万米ドルを投じ、2019年に操業を開始する計画を明らかにした。売上高が年間3億米ドルに上る見込みで、コンクリート機械、クレーン、環境衛生機械、農機などの設備の現地研究・生産拠点とする。
「ベラルーシは立地的に恵まれており、ユーラシア経済連合とEUという2大市場の重要ターミナルとなっている。また、ベラルーシの工業基盤は良好で、機械製造業などがいずれも世界トップの水準にある」。李琦氏は、同社が2015年にベラルーシ現地の著名企業、MAZグループと協力協定を結び、半年後に最初の製品をMAZの工場内で組み立てたことで、双方の互恵協力が始まったと話した。今後は、同社が中国・ベラルーシ工業パークからアジアと欧州の顧客に対し、現地で設計、製造、サービス、部品供給を行う高品質機械製品を提供し、レスポンススピードとサービス水準を大きく向上させる方針を示した。
李琦氏は、「‘一帯一路’を大きな背景として、中聯重科が中国・ベラルーシ工業パークプロジェクトで、‘道’の上にきらきらと輝く真珠を打ち立てる自信と決心がある」と強調している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月4日