周総裁は、「一帯一路沿線諸国の商業銀行は近年、金融協力分野で積極的な試みを進めている。アジア金融協力協会がもうすぐ正式に成立し、地域内金融協力において多方面で支えてくれるだろう。中国工商銀行はパキスタン、ウズベキスタン、オーストリアなど遠征諸国の主要銀行と“一帯一路銀行協力行動計画”を立て、常態化された銀行協力交流メカニズムを構築している。条件が整うに従い、今後はより深い協力が検討される」と述べる。
一帯一路の建設で人民元通貨の使用拡大を検討していることについて周総裁は、「一帯一路の建設において積極的に人民元通貨を使用することは、当地での貯蓄を促進する手助けになり、換金コストを減少させ、金融安定が維持できるなどのメリットがある。一帯一路建設で人民元の使用を推進するのは過去の経験に基づいたものである。中国はすでに、人民元の契約、通貨の直接取引、人民元の“清算銀行”モデル、人民元の越境決済システムなど有益な試みをしてきている」と強調する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月16日