閉店前日、イトーヨーカドーの各フロアはセールを行った。「普段はこれほど客が多くないが、セールで多くの人が来店した。最近で最も多い」と、4階のテナントスタッフは話した。
豊台北路店の面積は1万949平方メートルで4フロア。1階は食品スーパー、2階はレディースシューズや化粧品など、3階はメンズ・レディースファッションと革製品、4階はホーム用品。多くのテナントが閉店日に撤退した。
ある販売員は、「ここで7~8年働き、思い入れがある。出て行きたくないが、閉店なら仕方ない」と話す。
全聯不動産商会不動産研究会の王永平会長によると、株主のイトーヨーカ堂は日本の老舗百貨店で、GMS(総合スーパー)の業態で運営するが、商品の品数が少なく、ショッピングセンターのような魅力もない。特徴的な日本の商品の比率も高くないため、イトーヨーカドーは数多い百貨店とスーパーの中に埋もれてしまった。