フランスのパリ銀行の最近の研究成果によると、中国人民銀行の「債券通(域外資本に対して、域外での大陸部債券の購入を認める措置)」に関する決定は、海外投資家が中国債券市場に参加するのに新しい機会を提供した。
これ以前、中国銀行間市場の直接投資ルートはすでに多くの海外参加者を引きつけた。4月末までに、60以上の海外中央銀行、超主権ファンドや政府系ファンドと247に及ぶ海外の大型機関投資家が上述のルートを通して、中国銀行間市場に8300億元を投資した。将来、「債券通」はさらに中小の海外投資家の需要を満足させると同時に、中国政府債券が世界債券基準指数体系に組み入れられるのに有利である。
ユービーエス グループ(UBS)財富管理投資総監事務局は、「深セン・香港通」と「上海・香港通」の開通は国際化された香港証券取引所と上海証券取引所及び深セン証券取引所の間での資金の自由な流動を可能にする。中国の外資の国内資本市場への参入への規制の緩和は、指数算出会社であるMSCIが再度中国のA株を世界基準指数に組み入れるのかどうかを決定するのを促す。これは多くの海外投資家が中国の資産に投資するのに重要な目安を提供する。