中国企業の対外買収・投資の意欲に衰えが見えない。国連貿易開発会議(UNCTAD)が7日にジュネーブで発表した報告書によると、中国の昨年の海外直接投資額(FDI)は昨年、44%増の1830億ドルで、米国に次ぐ世界2位となった。ドイチェ・ヴェレ(電子版)が8日、伝えた。
UNCTADによると、昨年は特にアイルランド、スイス、ドイツの企業が投資を控えた。そのため工業国の各企業のFDIは23%減の5150億ドルとなった。オランダのFDIは世界4位で、日本は5位。
FDIとは企業が他国・地域で行う資本投資を指す。これにはプロジェクトへの投資、現地のパートナーとの提携、大規模な株取得などの行為が含まれる。