UNCTADの報告書はさらに、工業国の直接投資は昨年5%増の1兆ドルに達したと指摘した。世界のその他の国における投資額は14%減で、アジアと中南米が特に顕著だ。世界範囲のFDIは2%減の1兆7500億ドル。
UNCTADは工業国と開発途上国の貿易交流の促進に期待している。UNCTADは今年以降、FDIが増加傾向を示すが、2007年のピーク値には程遠いと予想している。
UNCTADは、後発国・新興国にとってデジタル化は大きなチャンスとしている。「デジタル経済は経済成長・発展を促進する重要な要素だ」。
報告書はさらに、これには企業の新たなチャンス、国際市場・製造チェーンに進出するルートが含まれるとした。「海外からの直接投資は開発途上国にとって重要な資金源だ。より安定的であり、規模は他国からの援助金や、海外で働く社員が故郷に送る資金をはるかに上回る」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月12日