アリババグループはこのほど、世界投資家大会を開催し、350人の世界の機関投資家とアナリストに未来の発展戦略を紹介した。市場予測を上回る新年度の業績予想などのデータが市場に影響し、アリババの株価は1日で13%上昇し、一気にテンセントを超えてアジアで時価総額が最大の企業となった。
アリババが2018年度の売上高は45~49%増になると発表すると、現場にいた投資家とアナリストは驚いた。この数字は市場の予想36~38%を大幅に上回る。このような業績予想の背後には、アリババのECサイトから新リテールプラットフォームへの全面的なグレードアップの努力がある。現在、アリババは聯華超市の第2位の筆頭株主である。その前に、アリババはオンライン・オフライン融合の面で蘇寧、銀泰、百聯、三江、日日順などの企業を含む数十のプロジェクトに投資している。
投資家から「アリババの新リテールへの見解」について聞かれた際、馬雲氏は「新リテールは主に消費者への商品販売から消費者へのサービスの移行である」と述べた。すべてのオンライン・オフライン事業者は消費者を喜ばせるという同じ方向に向かって努力している。アリババが業界内で真っ先に「新リテール」を打ち出してから、この全業界を風靡した名刺が正確な意味を持ったのはこれが初めてである。馬雲氏は、「ECが中国の社会消費財小売総額に占める比率はわずか15%である。ECがオフラインの小売業者の85%と提携できれば、喜ばしい結果が出せる。最も重要なのは、消費者がさらに優れた体験とサービスを受けられるようになること」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月18日