EC各社が6月18日のセールに参戦、京東は配送ロボットを投入

EC各社が6月18日のセールに参戦、京東は配送ロボットを投入。

タグ: EC各社 6月18日 セール

発信時間: 2017-06-20 14:04:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

劉強東氏は1998年6月18日、中関村でB2C(企業・一般消費者間取引)ショッピングサイトの京東商城を創業した。6月18日はその後、同サイトの「記念日」になった。京東は近年、この日にセールを行っている。しかし電子商取引(EC)業界が急発展し競争が激化したことで、蘇寧、天猫(Tmall)などもこの日にセールを行うようになった。6月18日は、11月11日の「独身の日」に匹敵する日になろうとしている。中国之声「新聞晩高峰」が伝えた。

今年の6月18日のセールには、国美、蘇寧、アマゾン、1号店、唯品会などが加入した。アリババが運営する天猫も「年中ビッグセール」を行い、6月18日の勢いに乗ろうとしている。天猫の広報責任者の蒋昕捷氏は、中国之声の記者に対して「今年の6月18日のセールは、依然として活況を呈している。18日になってからわずか10分間で、服装類の取引額が10億元(1元は約16.29円)を突破し、26分間で口紅を1000万本販売した。天猫の利用者は若年化の傾向を示しており、消費者は高品質のアウトドア用品の購入に意欲的だ」と話した。

6月18日のセールという慣例を作った京東は通常のオンラインセールの他に、今年の6月18日を「京東スマート物流システム」をお披露目する機会とした。京東配送ロボットが18日午前9時頃、中国人民大学公共教学2号楼の教室内で自習中の李さんに、注文のあった商品を届けた。これは同ロボットが初めて届けた商品だ。

人工知能を搭載するこれらの配送ロボットには、自主的にルートを決定し、障害物を回避する能力がある。受取人はショートメールにより到着の情報を受け、ショートメールでリンク先をタップするか、ロボットに受取荷物の番号を入力することで、ロボットのケースのロックを解除し自分の荷物を受け取ることができる。現場の職員によると、現在は大学4校にこのロボットを2台ずつ設置しており、7月には全国の大学で10台が稼働する見通しだ。年末にはさらに使用を拡大する。

業界関係者は「6月18日は11月11日から半年離れており、一方は年中でもう一方は年末だ。この時期は小売市場の需要変動の周期と法則に合致しており、2つのビッグセールの間に時間差がある。ECのマーケティング活動を均等に分布させ、消費者の駆け込み需要の反動も生まない」と指摘した。

データによると、中国の2016年のEC取引額は26兆1000億元で、ネット通販利用者数は4億6700万人にのぼる。これはECの貢献による成績だ。EC各社は自社の販促を展開しているが、大規模なセールには記念日が必要だ。6月18日と11月11日は作られたものであり、記念日を作ることがECの特徴になっている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月20日

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