中国信託業協会が20日発表した最新データによると、この第1四半期で、全国68の信託会社の信託資産規模は21兆9700億元(信託会社平均では3230億4300万元)で、同期比で32.48%、前期比で8.65%の増加であった。信託資産の同期比増速は2016年第2四半期の史上最低記録以降、回復し始め四半期平均増幅は約8ポイントである。
2017年第1四半期末、信託業界の固有資産規模は5773億3000万元に達し(信託会社平均では84億9000万元)、同期比で25.26%、前期比で3.65%の増加で、依然として上昇傾向にある。
信託資金の投資方向から見ると、商工業が依然としてその首位を占めており、金融機構がその次を占める。その順位は基礎産業、証券投資、不動産の順となっている。業界内部で関心の高い不動産を例にとると、2017年第1四半期末の信託資産の不動産業界への投資規模は1兆5800万元で、全体の8.43%、前の四半期よりやや上昇した。2016年第1四半期の1兆2900万元と比べて同期比で22.48%の増加、2016年第4四半期の1兆4300万と比べると前期比で10.49%の伸びとなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月21日