「今振り返ると、当時の目標は控えめであった。1000兆回は2010年に到達した」と銭教授。当時スパコンの発展計画にまた別の議論もあり、この間、国はプロジェクト予算を当初の6.4億元から9.3億元に増額した。
中国のスパコン開発は世界的に注目され、2011年「世界スパコン大会」で銭教授が講演を行った。同大会における初めての中国人の講演である。
「高性能コンピューター及び応用サービス環境」は2011年にスタートした第3国家重要プロジェクトであり、実用化が一段と強調された。プロジェクト実施期間は「十二五」計画期間にあり、演算速度が50倍近く引き上げられ、天河2号、神威太湖之光が相次いで世界最速のコンピューターとなった。
銭教授は中国のスパコン発展の道を総括し「これは国の持続的支援の成果である。まず国家レベルの優先発展、持続的投入、全体協力、中央・地方政府・応用部門の多くのチャンネルの支援でる。その次に科学技術界の団結協力の結果である」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月23日