グローバル企業、中国消費者への対応遅く 中国の日用品ブランドが躍進

グローバル企業、中国消費者への対応遅く 中国の日用品ブランドが躍進。

タグ: グローバル企業,中産階級

発信時間: 2017-06-25 09:06:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

近ごろ発表された調査によると、グローバル企業が世界最大の消費市場である中国の変化をうまく捉えきれず、ジュースや化粧品、歯ブラシなどの日用品の市場シェアを国内ブランドに奪われている。 

中国のホワイトカラー消費者群は、所得の増加に従い、飲料水やジュース、シャンプーなど日用品に対し、より高品質で高価なブランドに目を向けるようになった。この傾向はトイレットペーパーまで広がっている。ベインキャピタルとカンターの消費者指数調査によると、中国企業は高級市場でのシェアを急速に伸ばしている。ネッスルやユニリーバなどグローバルブランド26品目のうち、18品目が市場シェアを落としている。 

中国都市部の日用品市場は昨年、3%の増加だった。その中で中国企業は売上高を8%以上増加している。それに比べて海外ブランドは1.5%増に過ぎない。専門家によると、グローバル企業のブランドは後退しつつある一方、中国企業ブランドは急速に高級化へシフトしていると指摘する。消費者が注目する中国ブランドの多くは、これまで外資企業が主導してきた化粧品などの商品である。ジュース市場では、匯源や農夫など健康飲料に力を入れる中国企業商品が消費者に受けている。これら商品は、中産階級が健康志向へシフトする動向にぴったりとマッチしていた。ペプシなど外資系はその後塵を拝している。 

国内ブランドは、急成長するネットショッピングの享受も受けている。彼らはオンライン分野に積極的で、グローバル企業より早くEコマースに接触してきた。専門家は、グローバル企業は市場変化への対応が遅く、むしろ中国の日用品企業のほうが中国市場を重視していると指摘する。また、イノベーションやブランドの力は確かにグローバル企業が相当に強いが、彼らは官僚主義に陥りつつあるとも指摘する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月25日

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