2017夏季ダボス会議が6月27日から29日まで、中国の大連市で開かれる。今回の年次総会のテーマは「第四次産業革命における包摂的成長の実現」。参加者は、このテーマをめぐって議論を行い、「人中心の技術の普及」、「持続的な再創造をめぐるリーダーシップ」、「持続可能なシステムの創造」、「地政学的な経済変化への対応」の4つを議題とする。
フォーラム組織委員会の案内によると、会期3日間の年次総会では200回を超える会議が予定され、話し合う内容は経済、エネルギー、芸術、映画、文化など多岐にわたる。タイトな議事日程のなかで、見逃せない素晴らしい見どころは何か?
見どころ一:中国は未来の世界をリードできるか?
世界第2の経済体、第1の貿易国となる中国経済の一挙一動が注目を集めるなか、今回の年次総会でも焦点が注がれる。貿易協定から気候変動まで、中国は世界の重要なリーダーの役割を担う準備ができていることを世界に示す。中国が世界経済をリードする準備はできているのか?これが今回の年次総会の重点的な議題になる。
見どころ二:包摂的成長をどのように実現するのか?
第4次工業革命は、将来の所得格差を拡大(もしくは縮小)する可能性があり、将来の就業機会も増加(もしくは減少)させる可能性がある。各界のリーダーは、包摂的で人中心の技術変革をどのように実現させるべきなのか?