北京師範大学国民計算研究院の李昕助教授は「中国政府はイノベーションを重視するとともに、教育投資の拡大を継続しており、これが中国の労働生産性の向上につながった」との見方を示した。
教育部財務司と北京師範大学教育経済情報研究センターがまとめた『中国教育費発展報告』によると、十二五(第12次五カ年計画、2011-15年)期間の全国の教育費の投入総額の伸びは13.05%に達した。うち、国家財政性教育費の年平均伸び率は14.78%と、国内総生産(GDP)成長率7.9%をはるかに上回る水準となった。労働生産性の継続的な向上により、このところ中国経済が若干減速しているにもかかわらず、1人当たりの所得は高い伸びを維持している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月28日