中国鉄路総公司が開発を担当した、完全に独自の知的財産権を持つ世界先進水準の中国標準動車組(新型高速列車)が25日、正式に「復興号」と名付けられ、26日に京滬高速鉄道の双方向で正式に初運行した。記者は関連状況について、同社の責任者を取材した。
復興号の型式の定義は?速度との関連性は?
答え:復興号には現在、「CR400AF」と「CR400BF」という2つの型式がある。当社の新たな動車組編制規則によると、新型自主化動車組は「CR」を頭に採用している。「CR」とは当社の英語の略称であり、速度クラスの異なる中国標準動車組シリーズ製品を網羅する。型式の「400」は速度のコードで、当該動車組の試験速度が時速400キロ以上に達し、持続運行時速が350キロに達することを意味する。「A」と「B」は企業コードで、生産メーカーを示す。「F」は技術コードで、動力分散型電動車組であることを意味する。「J」は動力集中型電動車組、「N」は動力集中型内燃動車組を意味する。
当社は今後、輸送市場の需要に応じ、CR300、CR200シリーズの中国標準動車組を開発していく。
復興号の初運行に京滬高速鉄道が選ばれた理由は?今後の計画は?
答え:京滬高速鉄道は開通してから6年がたち、延べ6億3000万人の乗客を輸送しており、安全管理と運営サービスの豊富な経験を蓄積し、良好な経済効果と社会効果を手にしている。現在の1日平均乗客数は延べ50万5000人で、中国で最も忙しい高速鉄道幹線だ。
当社は現在、京滬高速鉄道標準模範線の建設を実施しており、国家関連部・委員会及び地方政府と共に、沿線保護区の環境総合管理を推進している。復興号が京滬高速鉄道で先に運行開始したのは、同鉄道の運営サービスの質をさらに高め、中国高速鉄道国際ブランド樹立の重要な見本・リーダーにするためだ。
中国標準動車組、採用する「中国標準」とは?
答え:当社は中国標準動車組の開発において、開発中に国産化を貫き、多くの中国国家標準、鉄道業界標準、鉄路総公司企業標準、新型標準化動車組のため制定した一連の技術標準を採用している。254の重要標準のうち、中国標準が84%を占めている。復興号は構造が合理的で整った、先進的・科学的な高速動車組技術標準体制を構築した。これは中国高速動車組が自主化・標準化・シリーズ化を全面的に実現したことを示しており、中国製高速鉄道の国際的な発言権と競争力を大幅に高めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月27日