24日杭州で行われた第3回(2017)世界プライベートファンド西湖サミットで、中国の投資信託市場の規模は2020年、220兆元を突破する見通しが示された。これで中国のプライベートファンドに大きな市場発展空間があることが分かる。
近年、中国の投資信託市場のパイは不断に拡大している。ボストンコンサルティング会社(BCG)発表のデータによれば、2016年末までに、中国の個人投資信託市場の規模は120兆元に達した。同時に投資信託の重要な参画者としてのプライベートファンド業界も大きな発展の機会を迎えている。2017年5月末現在、中国の投資信託会社の総数はすでに1万9000社に達している。登録済みプライベートファンドはすでに5万4000を超え、当初設定金額は12兆7900万元、実質運用規模は9兆2200万億元となっている。
多くの外資系投資機構の責任者から見ると、中国の投資信託市場の急速な発展に伴って、中国資本市場は将来、世界で牽引的役割を発揮する。新興5カ国(BRICS)新開発銀行の副総裁の馬磊氏は、「中国はすでグリーンファイナンス方面ではすでに世界の牽引者となっており、世界最大のグリーンボンド市場を擁している。将来にわたってプライベートファンド等によりグリーン成長に大きな貢献をするであろう」と述べている。