自由貿易のテーマをめぐっては海外メディアが以前、メンバー国官僚の話を引用し、ドイツのメルケル首相やロシアのプーチン大統領を含む多くの首脳がトランプ大統領と会談した際に説得を試みたが、トランプ大統領が現在のグローバル貿易規則が米国にとって不利であると頑なに主張し、米国の労働者の利益を守る姿勢を示したと伝えている。
サミット後のプレスリリースからは、各人が言葉を選んで話すなかで若干妥協したことが分かる。メルケル首相は記者会見で、参加メンバー国の自由貿易に関する話し合いは「非常に困難」だったが、結果は「満足いくもの」だったと話した。G20首脳は、グローバル化の支持、市場開放の約束、保護貿易主義への反対を支持することで一致し、安定した国際貿易システムを構築し、クロスボーダー投資を促進することを決めた。メルケル首相はさらに、今回の宣言で重点的に強調したことが2つあると説明。一つ目は、ルールに基づく国際貿易を核とすることで、G20が自由貿易など多くの問題で一致した。二つ目は、粘り強さを持つ財政・経済の支持もしくは育成することが望まれるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月11日