「V-Tax」で越境納税が便利に
「携帯電話で横琴地方税務局のV-Tax遠隔操作・可視化セルフ納税システムにアクセスすれば、窓口を利用するように税金の申告が終わる。わざわざ列に並び税務署に行く必要はなく、実に便利だ」同システムを使い横琴で不動産を購入したマカオ市民の張さんは、先ほどマカオで不動産取引税の申告を行った。彼女はこの便利さに、思わず感嘆を漏らした。
香港とマカオでV-Taxが普及するに伴い、香港・マカオの納税者は越境せずして、銀行のパソコンや携帯電話などを利用し、V-Taxにアクセスできるようになった。不動産取引、不動産取引税の優遇、社会保障の登録、銀行を通じた納税などを、自ら処理できる。文字、音声、動画通信機能により、税務署担当者と「マンツーマン」で交流する。「ナビ」のような案内サービス、担当者の遠隔サービスを受けながら、日常的な税・費用の「越境」支払いを完了でき、かつ用紙に記入する必要もない。
越境電子納税証明書で手間暇を省く
横琴財金事務局の関係者は「横琴には毎年、納税証明書を発行し、補助金を申請する香港・マカオの納税者が多くいる。横琴地方税務局は広東省地方税務電子納税証明書の越境応用を積極的に推進しており、電子納税証明書を横琴特殊人材奨励、香港・マカオ出身者個人所得税補助金申請に活用し、納税者の納税コストを大幅に節約している」と説明した。
横琴国地税は香港・マカオ企業政策説明会、携帯版操作ガイドを通じ、香港・マカオの納税者の微信アカウントによる納税証明書セルフ発行を促している。横琴で働く香港・マカオの納税者は、域内でも域外でも電子納税証明書をセルフ発行し、人材奨励、香港・マカオ個人所得税補助、信用貸付保険などの手続きを行うことができる。
横琴地方税務局は今後さらに電子納税証明書の越境普及を促進し、横琴の香港・マカオ企業と連携し、電子納税証明書に関する需要と提案に耳を傾け、奨励対象となる特殊人材や香港・マカオの納税者などを含むターゲット層に向け正確に政策を打ち出す。またV-Taxと結びつけ、「遠隔受理・動画手続き・電子納税証明書」という100%デジタル化閉ループを実現し、広東地方税務「インターネット+行政サービス」のブランドを構築する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月12日