国際エネルギー機関(IEA)の調査によると、純EVとプラグインハイブリッド車の累計販売数において中国は2016年に65万台となり、アメリカの56万台を超え1位となった。中国が短期間で「純EV大国」になった背景には、政府が強力な支援をしてきたことがある。消費者には減税のメリットがあるほか、企業には補助金が与えられる。大都市では自動車のナンバープレート取得に制限があるが、純EVなら優先的に取得できる。他にも高速道路の通行料や駐車場代金の優遇がある。
記事によると、日本はトヨタのプリウスなどガソリンエンジンとのハイブリッド車が普及しており、純EVやプラグインハイブリッド車の普及では中国の後塵を拝している。
また日本の自動車メーカーは中国へのEV投入が非常に緩慢である。日本自動車メーカーは、現在はハイブリッド車で市場を開拓しているが、今後は燃料電池車(FCV)を新エネルギー車の柱として開拓しようとしている。中国は2018年に新エネルギー車規制を行う計画を発表したが、それが日本企業を慌てさせている。