英フィナンシャルタイムズは、中国の経済指標が支援材料となり、欧州原油価格の指標であるブレント原油価格が0.5%、銅価格は1%、亜鉛価格は2.1%上昇したと報じた。欧米株式市場では、資源株が大幅上昇した。オーストラリア放送協会(ABC)は豪CommSecのクレイグ・チーフエコノミストの話として「中国経済の成長を示す新たな指標は世界の人心を奮い立たせる内容だ。それはまた、世界の経済発展を推し進めることになる。なぜなら、中国は世界第2の経済大国だからだ。中国経済の力強い成長はオーストラリアに大きなメリットをもたらす」と報じた。
「中国経済の繁栄は世界貿易を促す」。独経済紙は17日、「米国の保護主義が台頭するなか、世界貿易における中国経済の役割は日増しに高まっている」と報じた。なかでも「一帯一路」プロジェクトは、欧州・アジア経済の新たな成長エンジンになっているという。中国の経済成長には、依然として鉄鋼や不動産のけん引が必要だが、中国経済の新たな現象を忘れてはならない。特筆すべきはインターネット経済だ。アリババのネット通販プラットフォームでは、今年上半期の売上高が前年同期比33.4%増加した。中国の人々が経済成長から受けるメリットも増加。購買力の向上で、中国の内需も増加している。これは経済のモデル転換の成功例の1つだという。